若い時にテレ東のクイズ番組に出ました。
その時の経験談です。ある意味とても貴重な体験でした。
私が28才位ですから36年前です。
新番組 クイズで◯◯◯ハント
放送第1回目の時です。この番組を平たく言えば女性がクイズに答えて正解すると好みの男性をゲットできるという「とてもチャラい番組」です。誤解を恐れずに言えばテレ東らしいふざけた番組ですね。
まず10人の男子がカゴみたいな檻に入っています。女子3人がクイズに答えて正解すると好みの男子を自分のカゴに入れることができます。正解を沢山出すと好みの男子が増えていきます。
争奪戦が進む中盤には「横取りタ〜イム!」のコーナーが出現します。このクイズに正解すると他人の檻から好みの男子を横取りできます。取られた女子の悔しそうなハシタナイ顔が印象的でした。
最終的に1番多くの男子を自分の檻に入れた女子が最終問題の権利を得ます。ですが最終問題には勝った女子は答えることが出来ません。自分の男子の中から最も気に入った男子1名を選びます。
その男子が最終問題を正解できると男女ペアで「グアム・サイパン・パラオ7日間の旅」の豪華賞品がゲット出来ます。当時はグアム島旅行3日間程度はありましたが「3島で7日間」は、かなり珍しくて豪華でした。
ビックリしましたが、私がその最終問題に挑戦することになりました。選んでくれた女性は確か保母さんだったと思います。とても光栄でしたが私の何処を好んでくれたのかは解りません。(ちょっとヤな感じですか。。)
その最終問題の事は今でもハッキリ憶えています。
問題 ” 1辺が9センチの正三角形に、1辺が3センチの正三角形は何個入るでしょうか? ”
結果的には引っかけ問題ではありませんでした。制限時間は10秒でした。
私は当てずっぽうで、「9個!」と答えました。
ピンポン!ピンポン!ピンポン! 正解しました。
ペアシートみたいな椅子に女性と座らせられて、司会者のお祝いコメント、華やかな音楽でエンディングです。
実は私、知り合いのスタッフから頼まれて出演してました。新番組で出場者が集まらないので出て欲しいと言う話でした。
「知り合いなのに賞品もらっていいかな?」と聞いたら「全然問題ないですよ。楽しんで来て下さいよ」との事でしたので有難く貰うことにしました。
ここから「グアム・サイパン・パラオ7日間の旅」の話です。
若い時にテレ東のクイズ番組に出ました。
その時の経験談です。ある意味とても貴重な体験でした。
私が28才位ですから36年前です。
クイズ番組で優勝した賞品の「グアム・サイパン・パラオ7日間の旅」は、詳細を聴いてみると5週分の優勝ペアを集めた団体旅行でした。なので初回放送分の私達ペアは待機となりました。
コンチネンタル航空の番組タイアップなので他のエアラインで行くことは出来ません。2ヶ月位してから旅行の案内が来ましたが、生憎私は仕事が忙しくなってしまい皆さんと一緒に行くことは出来ませんでした。
お相手の女性は1人で行ったと思います。他の皆さんがペアなのに本当に悪い事をしてしまいました。ごめんなさい。その後は連絡も途絶えてしまったのでどうなったのか解りません。
半年後、航空会社からチケットが届き時間が出来たら旅行に行って下さいとの事でした。私は1人旅もたまには良いかと思い予約を入れました。さて、ここからが史上最悪の珍道中の始まりです。
成田空港でcheck inして飛行機は順調にグアムに到着しました。2日後にはサイパンに向かう予定です。当時はまだリコンファームが必要でしたのでサイパン便の確認もしておこうと思いカウンターへ行きました。
カウンターの白人おねえさんが言いました。
「貴方の予約はすべてキャンセルされています」
「貴方は成田でノーショウです。乗っていない記録になってます。」
(はぁ〜?)と私。。
(そんなバカな!私は何故ここにいるんですか?)
何度確認しても同じ話の繰り返しで埒が明きません。このまま成田へ帰るか、旅を続けるか悩みましたが、サイパン便の空席待ちをすることにしました。空港内でコーヒーを飲みながら今後の事を必死で考えました。
そのお店の白人のオバちゃんと世間話をしつつ、つたない英語で「こんなヒドい話しがあるか?」と訴えました。オバちゃんはフムフムと親身に聞いてくれて別のオバちゃんを連れてきました。
別のオバちゃんは「ショップでブランデーを買ってくれたら口利きするよ」と言いました。私はお金を払いました。背に腹は代えられません。オバちゃんは何処かへ電話して「明日もう1度来なさい」と言いました。
翌日、カウンターに行くと空席待ちのウェイトリストが、30番→→2番に大きく上っていました。スゲー!!オバちゃんは航空会社の偉い人に顔がきく大物オバちゃんだったのです。感激してお礼を言いブランデーをもらいました。
その先の予約を出来るだけ取りました。ほとんどがウェイトリストでしたが、私の中には「何とかなるもんだ。。」という妙な自信があり、この旅を最後まで楽しんでやろうと決めました。
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