これから紹介する2曲とも歌っているのは18歳の女性です
どちらも最新の音楽ですが、私は擦り切れるほど何回も聞いています。
実際には擦り切れませんけどね。スマホですから…。(笑)
車の運転をしながら恐ろしい程の回数をヘビロテしてます。
自分でも意外でしたが、完全にハマってしまいました。
2曲とも初めてFMで聞いた時は「これはスゴイぞ!!」と感じました。
運転中でしたが、車を路肩に停車して曲名の情報を待ったほどです。
初めに紹介するのは chilldspot の「未定」です。
初めて聞いた時に「う〜ん、スゴイ!!」と思いました。大人のムードが漂う Zazzy な女性ボーカルなんですが、調べてみたらなんと高校生バンドでした。(驚!)
私感ですが、人生の酸いも甘いも知り尽くした人が創ったモノのように聞こえます。chilldspotのボーカル担当は、比喩根(ヒユネ)さんと言う女性です。また比喩根(ヒユネ)さんはこの曲の作詞も担当しています。
この曲からは何故か「昭和的」な物も感じるし「Zazz的」な感じもします。何処かで聴いたような印象もあります。とにかく複雑なイメージが交差します。名曲ってこういうものだと思います。
人の気持ちに届く表現が「これでもかこれでもか」と詰め込まれています。歌詞もとても心に刺さります。さらに「エモ度」も高得点です。メンバー全員が今年高校を卒業したばかりのバンドとは信じられません。
VOの比喩根(ヒユネ)さんは小学5年生の頃からボカロに夢中になったそうです。あの「初音ミク」的なものでしょうか?どうやらヤマハが開発した「ボーカロイド」の魅力は私の想像を軽く超えたもののようです。
chilldspot - ネオンを消して(Official Music Video)
次に紹介するのは、あのヒット曲「うっせぇわ」のAdoさんの曲です。
2021年2月に3作目としてリリースされたのが、この「ギラギラ」です。
この曲を聞いた時は衝撃を受けました。たぶん自己嫌悪を歌った曲だと思いますが言葉選びと歌唱力が秀逸でした。詩と曲の完成度が素晴らしくまるで名作映画をみてるような思いでした。
歌詞ですが、私の顔は神様が左手で描いたみたい と歌っています。スゴく良いですよね。作詞作曲はボカロPの「てにをは」さんという方が担当したそうです。この人も素晴らしいクリエイターですよね。
調べてみたら、Adoさんがお父さんのパソコンをさわり始めたのが小学1年の時だそうです。その頃から「ボーカロイド」に触れて夢中になったとすればパソコンで音楽を制作してきた歴はもう約10年にもなると言うことです。
18歳で音楽制作歴が10年とは(驚!)トンデモナイ子供達が次々と生まれてくるということです。それでも完成した曲がひとのココロを感動させるなら音楽ファンにとって喜ぶべき未来だと思います。素晴らしいことですね。
「ボーカロイド」技術とはサンプリングした音声データをより人間に近い感じで唄わせることが出来るそうです。日本語のアクセントや発声を自然に聞こえるように調整できるパソコンソフトです。
その技術を自宅のパソコンで小学生達が自由に使いこなしているんです。リズムもメロディも楽器までもが自宅で自由に組合せて楽しめるんです。そりゃあ、寝る時間も忘れて没頭するでしょう。
今回紹介した曲は、自宅のパソコンで音楽制作をしてる子供達のデモテープなんだと思います。そのクォリティは驚くほど高く、すでに商品として成立しています。この時代でオジサン達は呆然と立ち尽くすだけですね。
キーワードは「ボカロ」でした。
オジサンには想像も出来ない未来が、すぐそこまで来ている気がします。
この未来にシニアの私はどう関わるべきなのか?すごく悩みます。傍観するべきなのか?それとも没入するべきなのか?どっちを選んでも仲間外れにされること間違いなしですけどね。。
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