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そんな皆さんの映画選びの参考になれば嬉しいです。
シニアと言ってもオジサンくさい映画ばかりではありません。
「斬新な作品から王道の名作まで」幅広くおすすめします。
タブレットを映画専用にして夜な夜な楽しんでいます。
そして、またまた傑作映画と出会ってしまいました。
面白いですよ〜。
それでは、どうぞ〜。
🖼️上映劇場追加🖼️
— 映画『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』全国順次公開中 (@lastdealmovie_) March 5, 2020
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄#ラスト・ディール 今週末より下記劇場にて公開!
🎥3/6~ #シネ・リーブル梅田
🎥3/7~ #京都シネマ
🎥3/6~ #KBCシネマ
家族を顧みず仕事に生涯を捧げた老画商オラヴィ。
引退間際に出会った作者不明の「運命の絵」に秘められた真実とはー?#ラストディール pic.twitter.com/d2NCXcohMA
映画「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」One Last Deal 2020年
北欧フィンランドの首都ヘルシンキが舞台です。街や室内の映像がとてもきれいでした。まさに光と影の魔法のような美しい映像が続きます。名画の話しだから映像が美しいのもある意味で必要不可欠かも知れません。
こういうのって、撮影監督やカメラマン、ライトマン達には結構プレッシャーがかかるんじゃないでしょうか。だって監督に違和感があるとか、バランスが悪いとかって言われたら凹むじゃないですか。知らないけど…? (笑)
北欧の美しい都市、ヘルシンキの町並みを眺めていたら、その昔チェコのプラハに行き損なったことを思い出しました。今思い出しても悔しさが蘇ります。死ぬまでに行きたい都市がまた1つ増えてしまいました。
< 総合評価&あらすじ >
フィンランドの名匠、クラウス・ハロ監督の最新作です。派手なアクションやドンパチはまったくありませんが、主人公の感情が豊かに伝わってきます。肝心の内容もどうなるのかとハラハラしたり、予想しながら見てましたがよく出来た「いぶし銀」の大人的ストーリーでした。さすがです。
主演のヘイッキ・ノウシアイネンが演じるオラヴィはヘルシンキで小さな美術店を1人で経営する72歳のシニアです。美術店の業績も悪化し、体力的にも弱気になっていました。そのおじいちゃんが反抗期の孫男子に助けられてもう一度「ラスト・ディール」に挑みます。面白いです。
なので…。 星4.8 です。 (5点満点)
反抗期の孫とおじいちゃんの流れは割とあるお話ですが、やはり鉄板の感動話だと思いました。自分がおじいちゃんだからなのかな〜?謎です。クリント・イーストウッド主演の名作「グラン・トリノ」2009年 も子供とおじいちゃんの物語でしたね。(お薦めですよ)
妻が亡くなった後は、一人娘とも折り合いが悪くほぼ絶縁状態です。ある日娘から電話がきてメッセージが残されています。孫オットーの「職業体験を店で引き受けて欲しい」しかし、オラヴィ爺さんは無視します。すると15歳の孫オットーがいきなり美術店にあらわれます。
噛み合わない孫と爺ちゃんも、やがてお互いを認めはじめます。1枚の絵画に魅せられたオラヴィ爺さんはオットーと協力して作者の証拠を探し出します。それが「名前のない肖像画」です。その名画を落札して最後の大逆転に挑みます。これが中々上手くいかないんですよ。(本当にもう…。)
< 印象に残ったシーン >
日本と北欧の文化や風土の違いが私にはとても興味深く感じました。フィンランドの首都ですから大都会です。カフェや美術館、路面電車、公園や広場、建築なども洗練されています。孫オットーはマクドナルドが大好きです。
中学生の職業体験制度はやはり北欧的ですね。働いた場所の大人達がその働きぶりを最終評価します。最後の採点でオラヴィ爺さんは大好きになった孫の採点をします。あんなに最悪の関係だったくせに…。
私は「5点満点なのに6点つけてどうすんだよ!」と突っ込みたくなりました。しかし私の目には不覚にも熱いものが流れていました…。恥ずかし。(笑) 孫オジ関係の話には最近とても涙もろくなりましたね。
新たな生き甲斐を見つけたオラヴィ爺さんに………。
衝撃のラストが突然に………!!
これ以上は言えません。
ごめんなさい。
悪く思わないで下さいね。
< ロシアの画家、イリヤ・レーピン >
劇中にイリヤ・レーピンという画家の作品がでてきますが、ロシアでは大変人気のある写実主義の画家だそうです。このイリヤ・レーピンの出身はウクライナ地域とのことです。
ウクライナ人は歴史的には多くの戦争により翻弄されてきた悲しみの民族です。もともとロシア人とウクライナ人は非常に親しい関係でしたが、現在はロシアの侵攻により世界で1番の悲劇的な状況にあります。
レーピンの絵画を以下に3作品引用しました。
この絵画のイワン雷皇は怒りに正気を失い「自分の犯した凶行に呆然とする」このツイッターでも書かれていますが、まさに今のプーチン氏の心境を連想させます。
画家レーピンの3番目の作品を見て私はなんとも言えない暗い気持ちになりました。罪のない市民や幼い子供たちにこれ以上の悲劇が起こらぬように一刻も早い停戦合意をのぞみます…。
多分、世界中の人々がこの戦争を止めたいと願っています。
NO More War !!
それでは、また~。
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イリヤ・レーピン(ロシア)
— 芸術史 (@arthistory2021) February 27, 2022
『ミラの聖ニコライ、無実の3人を死刑から救う』1888年
写実主義、 印象派 https://t.co/yhjWNKi6QV pic.twitter.com/DkEAr80Qqt
Илья Репин «Отдых» イリヤ・レーピン『休息』(1882)
— ロシアの絵画・美術 (@russianart_jp) September 29, 2017
レーピンはロシア絵画史上最高の巨匠。歴史画で有名な画家だが妻や子どもなど家族の肖像画も多く描いている。モデルは妻のヴェーラ・レーピナ。初めは普通のポーズをとっていたが、彼女は疲れて寝てしまったのだとか。 pic.twitter.com/o17W8xh2bT
プーチン氏の持病や精神状態を疑う報道を見るとロシアの画家イリヤ・レーピンのイワン雷帝の絵を思い出す。取り返しのつかない事をしでかしてからはたと後悔の念に駆られるなんて今のプーチン氏に少しでもそんな感情が残っているのだろうか。#NoWar pic.twitter.com/4ojLdMSFJL
— すじこ (@susie_0906) February 28, 2022
この絵画のイワン雷皇は怒りに正気を失い「自分の犯した凶行に呆然とする」このツイッターでも書かれていますが、まさに今のプーチン氏の心境を連想させます。
画家レーピンの3番目の作品を見て私はなんとも言えない暗い気持ちになりました。罪のない市民や幼い子供たちにこれ以上の悲劇が起こらぬように一刻も早い停戦合意をのぞみます…。
多分、世界中の人々がこの戦争を止めたいと願っています。
NO More War !!
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